50代マイナス生活で若返りを目指すブログ

ミニマリズムでお金かけずに-15歳

シャンプーやめて髪が増えた➁

美肌すぎる石鹸を使わない83歳の女性に魅せられた日

 

40代半ばに薄毛になっていることを自覚してから、

仕方ないので、パーマをかけて膨らませてみることにした。

 

毛量が少ないので、ちょっとかけたくらいでは、全然膨らみが

出ないので、3か月に1度美容院へ行く都度に、トップのほうから

強めのパーマをかけるようになった。

 

飛行機で出かけるときは、髪がつぶれるのが嫌で

長時間背もたれにもたれかけない体制。

 

息子が中学に上がり、初めて出会ったママ友には

「モロッコ人に似た人が結構いる」とかスリランカ人の友人には

「昔の恋人に似てる」などと言われる始末。

 

シャンプーの都度、排水溝にはどっさり抜け毛。

掃除機には絡まった自分の毛で動かなくなる。

このままで大丈夫だろうか・・・と思いつつ現実を見ないまま

月日がながれ、50代に突入してしまった。

 

そんな時、仕事で西新宿の地下街の催し物に出展することとなり、

2日間接客することになった。

平日の真昼間に催し物に来て下さる方は、ご高齢の女性が多く

身なりも整い気品のあるご婦人の一人客ばかり。

そのご婦人たちは、私に声をかけて下さる。

 

「あなた、化粧品は何を使ってらっしゃるの」

「シャンプーはどんなものを?」

「〇〇の椿油がいいのよ。使ってみて」

 

そんな会話の中で、一人の女性がこう言った

「あたしね、30年以上石鹸(ボディーソープも)を使ってないのよ」

 

「え?」

 

被っていた毛糸の帽子を脱ぎ、袖をめくって細い

手首を見せてくれた。

 

な、な、なんと真っ白できめ細かく透き通る美しい肌!!

「83(才)なのよ」

 

信じられない衝動にかられた。

服や帽子姿は判で押したような老齢女性そのものだが、

その透き通る肌の美しさと言ったら、20代か、いや10代かも。

 

聞けば、30年以上石鹸もシャンプーも使っていないとか。

仕事を辞めた後は毎日長距離を歩き、大学へ通い生命科学を勉強をしているらしい。

 

80代といえば、長年の生活の軌跡ともいうべき

深い皺と硬くなった表皮、紫外線から守るためのメラニン

色素に全体を覆われた顔ではないのか。

 

次回へつづく